社会に嫌気がさしたので…

三十路の社会不適合者、フィリピンを歩く

2019-01-01から1年間の記事一覧

その六 自尊心を高めたかったので

ダイアモンドホテル到着。 ジミー 「シャッチョー、TAKE CARE!」 ジミーはニヤニヤしながら私とマリアを車から降ろし飲酒運転で去っていった。 これからマリアを突貫工事すべくワクワクしながらロビーに入り、一旦落ち着くため1Fのカフェでコーヒーを頼む。…

その五 愚息がYESと言ったので

ママにレーザーポインターで指され、当クズへと近寄ってくる女。 徐々に顔や姿形がはっきりと見えてくる。 女は恥ずかしそうに「ちょこん」と私の左隣に浅く腰かけた。 軽い会釈をしてモジモジと恥ずかしそうにしている。 名前はマリア。 ママ 「この子は働…

その四 目と目が合ったので

生意気なジミーが従順になったところで快感を得た私は早速彼にホテルを手配するよう命令する。 ジミー 「OK!ノープロブレム!シャッチョーに見合ったホテルを紹介する!」 サンミゲルの瓶ビールを片手に堂々と飲酒運転をするジミーと後部座席に偉そうに座る…

その参 マニラのクズが横柄だったので

私がフィリピンに来て初めて声をかけてきた現地人。 ジミー。 個人タクシー(おそらく届け出無しw)兼、外国人へ女を斡旋することを生業としているクズである。 今日の泊まるところを探していた私は女よりもいい宿を紹介しろとジミーに言う。 ジミー 「え?…

その弐 財布も季節も寒くなったので

2015年、秋。 財布の中身も季節も寒くなってきており 当クズはフィリピンへの逃亡計画を着々と進めていた。 関西からマニラまでおおよそ4時間。 価格もエコノミークラスであれば4万円でおつりがくる。 おおよそ一週間ではあるが、クズはこの地に逃亡するこ…

その壱 日本の飲み屋は高いので

まずはじめに、私について少し記載する。 アキラ・フィリピーノ(純日本人) スーツを着て、電車に乗って、会社で上司に使われる。 そんなの真っ平ご免な私は俗にいう社会不適合である。 高校生の頃、ネットの無修正画像がこの上なく見たかった私はその卓越…

その零 物価が安いと聞いたので

時は2015年―。 私は、とある途上国に着目していた。 その国の国民と言えば ・借りた金は帰さない ・約束は守らない ・すぐに嘘をつく ・貯金はせずその日暮らし 日本であればとんだクズ野郎である。 が、その国ではそれが「普通」なのだ。 国の名はフィリピ…