社会に嫌気がさしたので…

三十路の社会不適合者、フィリピンを歩く

その参 マニラのクズが横柄だったので

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私がフィリピンに来て初めて声をかけてきた現地人。

 

ジミー。

 

個人タクシー(おそらく届け出無しw)兼、外国人へ女を斡旋することを生業としているクズである。

 

今日の泊まるところを探していた私は女よりもいい宿を紹介しろとジミーに言う。

 

 

ジミー

「え?ホテルに泊まってないのか?荷物は?」

 

「荷物はこのショルダーバッグだけだ。ホテルは今から探す」

 

ジミー

「あー。。そういう感じね。だったらそこの宿に泊まれば?一泊200ペソだぞ!」

 

 

 

ジミーは小汚いアパート?のような所を指さし、さらに私への態度が横柄になった。

 

 

なるほど(笑)

 

ホテルを取っていない、荷物はショルダーバッグのこれだけ。

恐らく金のないバックパッカー的な日本人だと判断されたようだ。

 

 

 

私は基本見栄っ張りなのと、こういう態度の男をヘコヘコさせることを快感とするクズなので、多少心に火が付いた。

 

 

「とりあえず腹が減っているから酒と飯があるところを紹介してくれ」

 

ジミー

「いいよ!安いところを知っている!安いからお前は安心しろ!」

 

 

相変わらず横柄ではあるが心強い(笑)

 

 

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連れてこられたのは俗にいうトロトロ(カンデリアともいう)という食堂。

 

一品一品が鍋の中に並べられ、それをバイキングのようにチョイスするという形式。

現地民のリーズナブル食堂的存在。

値段で言うと我々が松屋吉野家で食べる感覚。

 

 

おかず 25ペソ(50円程度)

ビール 50ペソ(100円程度)

 

確かに安い。安すぎる。

 

 

 

私とジミーはひとまず5品程度とフィリピンナンバーワンのビール「サンミゲルライト」を注文し、席に着く。

 

 

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ジミー

「困ったことがあったら、俺に言え。」

 

相変わらず上から目線のジミーに私もカタコトの英語で応戦する。

 

「お前も困った事があったら俺に言え!」

 

ジミー

「Hahahahaha!OKAY!」

 

 

 

つたない英語と金も無い日本人が何を言っている?と言わんばかりである。

酒も進み、いい具合に酔ってきた私はそろそろ反撃をしようかと心がうずいてきた。

 

 

 

「ジミー、そこのナイトマーケットを見に行きたい。」

 

 

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ジミーと私は再び露店のある場所にたどり着いた。

通称ナイトマーケット。

 

 

コンビニもびっくりの24時間営業。

 

 

 

とりあえず安いシャツやパンツ(下着)を購入。

 

ふと目をやると本物か偽物か、はたまた盗難品か不明だがスマートフォンが並んでいるエリアを見つけた。

 

 

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「セルフォン(スマホの事)を一台買うとしよう」

 

ジミー

「お?お前、大丈夫か?金あるのか?」

 

「ノープロブレム!」

 

ジミー

「あのチェリーモバイル(激安携帯)は安いぞ!1800ペソだぞ!」

 

「そんなに安いのでいいのか?ギャラクシーとかの方がお前もいいだろ?」

 

ジミー

「?????」

 

「お前のセルフォンを買ってやると言っているんだ。好きなのを選べ。」

 

 

 

 

 

 

ジミー

「シャッチョー!!!」

 

 

 

 

 

 

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きびだんごの如く効果てきめんなジャパンマネーを使い

 

ドライバー兼オンナ斡旋のクズがパーティーに加わった。