その五 愚息がYESと言ったので
ママにレーザーポインターで指され、当クズへと近寄ってくる女。
徐々に顔や姿形がはっきりと見えてくる。
女は恥ずかしそうに「ちょこん」と私の左隣に浅く腰かけた。
軽い会釈をしてモジモジと恥ずかしそうにしている。
名前はマリア。
ママ
「この子は働いて今日が4日目だ。NEW!NEW GIRL!」
なるほど!それでこんなに仕草がぎこちないのか。
ステージでは可愛いっぽいなと思っていたが、横に座ってとんでもなく可愛い事に気付いた私は更に胸が躍る。
私
「ユー!ドリンク!(お前も飲め)」
サンキュー。。。
ボソッと小さい声でお礼を言ったマリアは、ママにウーロン茶をオーダーした。
お茶かよ!と突っ込みたくなったが可愛いし不慣れだろうという事も頭に入れ、私は何も言わず、ソフトドリンクでタガイ(乾杯)した。
やはり接客も不慣れなようで、私、ジミー、ママ、マリアと4人で席に座っていたのだが、マリアはママとタガログ語で話すばかりで、あまりクズ二人には話しかけようとしない。
これはドリンクだけパターンかなぁ。。。
※フィリピンのゴーゴーバーには日本の風俗と違い、相手にも拒否権がある。嫌な客だったら拒否できるし、そもそもバーファインNGの女もいる。
ジミーを通じて、マリアが処女なのか、またバーファインは出来ない女なのかをママに尋ねる。
ママの答えは「ノープロブレム!」(笑)
どうやらバーファイン出来るようだ(笑)
更に心の躍った当クズはママにドリンクをもう一杯サービスし、目で合図を送る。
私
(俺は今日、バーファインがしたいんだ!)
ママ
(OK!トゥデイ!ソクソク!)
ドリンクを提供されたママは、テンションを上げタガイで盛り上げる。
ママと、応援(たかり)に駆けつけてきた雑魚キャラ達。
ママと愉快な雑魚キャラ達のバックアップもあり、宴は大いに盛り上がった。
私はCR(トイレ)に行き、小便をしながら愚息に問いかける。
私
「今日の女はマリアで良いのか?」
愚息
「ノープロブレム!アップトゥーユー!」
期待に玉袋を膨らませた愚息の答えを確認した私は、バーファインを決意した。
今日、私はマリアと併合する!!日比併合。
私自身クズなので、別にフィリピン人に対して下に見たり差別意識は無い。
支配でなく併合だ。K国も植民地支配ではなく併合だったのだからそれと同じ事である。
ママ
「バーファインするのか?するよな?」
私・愚息
「オフコース!」
店から紹介料キャッシュバックを貰いニヤニヤが止まらないクズの飲酒運転で、これからの併合への期待に胸を膨らませたクズと、期待に玉袋を膨らませた愚息、併合先のマリアはダイアモンドホテルへ向かった。