社会に嫌気がさしたので…

三十路の社会不適合者、フィリピンを歩く

その壱 日本の飲み屋は高いので

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まずはじめに、私について少し記載する。

 

アキラ・フィリピーノ(純日本人)

 

スーツを着て、電車に乗って、会社で上司に使われる。

そんなの真っ平ご免な私は俗にいう社会不適合である。

 

高校生の頃、ネットの無修正画像がこの上なく見たかった私はその卓越したセンスで父親のパソコンを使いこなす事に成功する。

 

その後もクラスの可愛い子のアイコラを制作し、一般市民(同級生)に無料配布する等、不純な動機全開で、徐々にパソコンスキルを習得していく。

 

「就職するの嫌だしとりあえずネットで色々やってみるか」

 

 

そんな気持ちでフリーランスになり

数年後、何故かわからないが月収100万超え。

とても調子に乗る。

 

そして小金を手にして調子に乗った男が行く場所。

 

 

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キャバクラである。

 

ボロいジャージで来店し、ボーイやキャバ嬢に「こいつ金ねーな」と舐められながら

会計直前にシャンパンを入れ、彼らの目の色が変わる様を楽しんでみたり

 

会計15万だと突貫工事まで至らなかったキャバ嬢を「なるほど!28万だと施工できるのか!!」などと、実験を行ってみたり

 

金、女、酒においてクズさを極めた2014年。

 

 

ただ、私はフリーランスである。

固定給でもなければ毎月必ず100万が保証されているわけでもない。

こんなに金使いまくってたらダメだよなぁ。。。

 

スポーツとか?

映画鑑賞とか?

ドライブとか?

 

「真っ当な趣味でも見つけて一度ちゃんとするかな。」

 

多分、きちんとした人であればこういう考えに至るのだろう。

ただ、私はきちんとしていないので、その考えにはならなかった。

 

 

「じゃあ物価安い国で遊んだろww」

 

 

私はこうしてフィリピンに旅立つのであった。